スタッフブログ
北九州市の不動産会社Total Real Estate
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こんにちは、エステート北九州の谷﨑です。気候もすっかり秋らしくなり、朝夕は肌寒くなってきています。体調管理はしっかりした
方が良い時期です。今日は分譲マンションの管理費・修繕積立金のことを真面目にお話しよう思います。
マンションをお選びになる際に、購入時に気になる箇所として、毎月必ず支払う管理費、修繕積立金の金額があります。これには当然高いマンション
もあれば、やたらと安いマンションもあります。特にご注意頂きたいのは、全体の戸数も少なく、かなり古いにも関わらず極端にこれが安いマンションです。
当たり前のことですが、古いという事は共用設備の故障個所が多く発生してくる事が予見されますが、充分な積立金がなければ
組合員みなさんで不足を負担する事になります。仮に不足した場合に戸数が多ければ割る頭数が多いので負担金額も少なくなる傾向となります。
お客様にマンションをご案内する際にこの点はご注意を頂くようお話をすることも多いです。
築年数が古ければ、管理費・修繕積立金を相応に設定している所、高く見えても将来を見据えた方が良いと思います。こういったマンションの
場合は、将来に向けての話し合いが出来ているマンションと言える場合もあり、管理会社が入っていなくてもしっかり管理されている事も
多いです。
逆パターンは管理費・修繕積立金の不足問題を先送りし、その月の支払いにしか目が行っていないという所で、いつかは前述の事象が
起こります。
不動産に関しては住宅ローンをご利用される方が多く、月にお家にかかる支払いはいくらで、お家賃と比較して高い・安いという点とごちゃまぜに
なりがちで、管理費・修繕積立金が安くてもマンション全体がきちんと管理されているのなんて当たり前の事と思っている方は多いと思います。
残念ながら当たり前ではありません…。
築年数はとても古くても、管理体制がしっかりしている事で周囲の同じようなマンションより人気があり、売却もスムーズな所も
あったり、そんなに古くもないのに管理状況が悪く、人気がないという所もあり、間接的に資産価値に影響を与える側面があります。
将来に対してのことなので一概にこうであれば大丈夫とか、この金額なら大丈夫という基準はありませんが、弊社では管理費・修繕積立金の
多寡は物件選びの基準にはしないことをお勧めしています。
ちなみに私も分譲マンションに住んでいて、2年前に管理費・修繕積立金が上がりましたが、私自身は確かにお財布的には痛いけれど、
もうちょい高くてもいいんじゃない?と個人的には思っています。
ただ、絶対に防がなければならないのは、相対的に管理費・従前積立金が明らかに高いにも関わらず、慢性的に不足し、個別の臨時負担が
発生する事です。これについてはまた違う問題が内在している事になるので、またの機会に触れようと思います。